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ペンと羽根と、ペンライト

バドミントン歴10年のイエローが、バドミントンに関する様々な情報を中心に発信するブログです。コーチの依頼も受け付けています。

バドミントンに筋トレや体力トレーニングは必要なのか?

羽根(バドミントン) 羽根(バドミントン)-コーチのうわ言

こんにちは、イエロー(@inahime_poke)です。

 

ダッシュ、ベンチプレス、ランニング、大うさぎ…。

バドミントンに、筋トレとか体力トレーニングって必要なんですかね?

 

今回のテーマ:特化トレーニングの必要性

 

バドミントンの体力はバドミントンで

「バドミントンの体力はバドミントンでつけろ」言われたりすることもあります。多分他の競技でも同じことが言われているでしょうね。

 

実際、バドミントンに筋トレとか体力トレーニングとかって必要なの?ぼくは高校生の時からそれが疑問でした。このトレーニングに果たして意味があるのか?と。

 

だって、実力の近い相手とゲーム練習していればそれだけで息が上がります。それなら「ゲーム練習が、技術練習と体力トレーニングを兼ねていて最強なのでは?」って話になります。

 

あるいは、「筋トレやるぐらいなら、素振りでもいいからラケット振ったほうが実践的でいいんじゃないの?」と考えていました。だから正直に言ってしまうと、トレーニングはあんまり前向きに取り組んでませんでした。

 

数字を競い合う二重跳びとかなら燃えるけど、ひたすら孤独でしんどいベンチプレスなんか絶対やりたくなかったですww

 

「筋トレでやる動作とか試合で使わへんやん!」ってね。…でもいま思えば、その考え方は間違っていましたね。

 

「特化」トレーニングの必要性

どんなトレーニングをしても、10ポイント得られるとしましょう。

 

そのトレーニングが「ゲーム練習」なら、10ポイントを分散させて以下の4項目に加算されたことになります。

  • 技術に3ポイント
  • 体力に3ポイント
  • 筋力に2ポイント
  • ゲーム組み立て能力に2ポイント

 

ここでわかることは「ゲーム練習でも、ある程度の体力と筋力をつけることはできる」ということ。高校生のぼくの考え方もあながち外れていなかったw

 

しかし、それはあくまでも「ある程度」にすぎません。「特化トレーニング」がどうしても必要になってきます。こうした「特化トレーニング」を、技術練習を捨ててまで行う意義は「補強」です。

 

スポーツの競技練習では与えることができないような強い負荷を筋肉に与えられることに筋トレの意義があり、競技練習よりもずっと心拍数が上がるような高い心肺持久力的負荷を与えられることに持久力トレーニングの意義があるのです。

出典:谷本道哉編著、石井直方監修『スポーツ科学の教科書』

 

たとえばトレーニングが「50メートルダッシュ20本」なら、以下の1項目に特化して加算することができます。

  • 体力に10ポイント

 

きっつい筋トレとかダッシュとかやってると、「バドミントンの試合で、こんなしんどい場面ないから!」といってトレーニングの手抜きをする人がいます。私のことです。

 

しかしトレーニングの意義は「試合で起こりえないような高い負荷をかけることで、筋肉や心肺系の能力を向上させる」ことです。だから「試合よりもしんどいトレーニング」ぐらいのほうがいいんです。というか、そうじゃないとトレーニングをやる意味がありません。

 

短い時間ガーッと動いて、ちょっとインターバル挟んで、またガーッと動く。それを繰り返す。バドミントンはそういう競技です。試合の途中から露骨にスピードが落ちてくる人は、こういう「間欠的な持久力」が足りていないことがわかります。…はい、私のことです。

 

内発的動機からトレーニングに向かおう

「周りからやれ!って言われてるから、とりあえずやってる。」そういう外発的な動機は長続きしません。仮に続いたとしても効果は薄い。コーチの立場になったいま、特にそう思います。

 

しんどいトレーニングでも、「必要だからとにかく強制してやらせる」のではなくて、本人が前向きに取り組めるようにうまい具合に、誘導ながらトレーニングに向かってもらう。この姿勢が大事です。

 

www.tokiwa-grove.com

 

たとえば、夏場の暑い試合で、技術的には勝っていたのに、スピードと体力の勝負で押し負けたら、トレーニングの必要性を誰よりも身をもって痛感します。…はい、自分のことです。

 

そこで「トレーニング、やらなあかんわ!」と思えればしめたもの。そこが強くなるチャンス。伸びしろですねえ! 内発的な動機づけをいかにしていくか。これができれば、自分でグイグイいろんなものを吸収して成長していきます。

 

 

終わりに

バドミントンに限らず「競技」において「特化トレーニング」は必要です。

 

ベンチプレスの動作なんか試合で使わへんやん!ってのは、一見もっともらしく聞こえるんですけど、ベンチプレスをわざわざやる目的は、動作ではなく、試合で使う筋力を向上させることです。

 

意識していないだけで、あなたがバドミントンの数々のプレーをするときの動力になっているのは筋力です。そこを峻別してトレーニングに臨みましょう(自戒の意味を込めて…)。

 

今回、特に依拠した文献は以下のとおり。

 

 

きょうの ぼうけんは ここまで

イエローでした~

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