【バドミントン】コーチの役割は「成長のサポートをする」こと

イエローです。

僕はとあるチームで、バドミントンのコーチをしています。

 コーチの役割は成長のサポートをすることだと僕は考えています。

 

詳しくは今から書いていきますが、大きなイメージは二人三脚に近いものですね。

競技者育成の面から見た指導者の役割が、「サポート」である理由

「サポート」というのは「成長するためのお手伝い」です。

 

私があなたを強くするんじゃなくて、強くなりたいあなたを私がサポートする。

 

こういう言い方すると、保護者の方とかからあまりいい顔されないときもあるんですよね。「サポート」「お手伝い」とかじゃなくて「コーチがこの子を強くしてください!」と。

 

「サポート」と「突き放す」

確かに、「サポート」「お手伝い」という言葉は、自らの指導能力の無能さを棚に上げて「自助努力でなんとかしろ!甘えるな!」という責任逃れの口実に使われることもある。だから保護者の方があまりいい顔をされないのも頷けます。

 

しかし「サポート」「お手伝い」という言葉を、僕はそういう意味で使いません。突き放す逃げ道にしません。以下でもう少し詳しく見ていきたいと思います。

 

「サポート」の意味するところ

僕には1つの確信があります。

内発的でない動機は、長続きしない。

 

内発的な動機からバドミントンに取り組む人というのは、種子から土の中で根をしっかりと張った草木にたとえることができます。

 

内発的動機づけがなされている子供は、放っておいてもある程度までは成長していきます。しかしその「成長していく」ときに方向性がズレていたり、様々な障害に成長が妨げられたりします。結果的に成長が遅れたり成長が止まってしまったりする。

 

そうした障害を取り除き、草木がすくすくと成長するために、最良の環境をいかに提供できるか。これこそが指導者に求められる「サポート」だと私は考えています。 

  • 常に水と肥料を欠かさない(有益な練習メニューの提供)
  • 周りの雑草に栄養分が奪われればその雑草を刈り取る(モチベーションが低い人との区別)
  • 常に十分な光のもとで成長させる(高い目標の設定)
  • 変な方向に枝を伸ばしそうになったら剪定する(フォームが崩れる人への技術的指導)

 

「サポート」は「押し付け」ではない

一方で、外発的な要因からバドミントンに取り組む人というのは、移植されてきた草木にたとえることができます。こうした草木は、土壌や気候があわなければあっという間に枯れてしまいます。

  • 親に言われてなんとなく
  • 他にやることがないからなんとなく
  • 辞めたいけど親が許してくれなさそうだから続けている
  • 辞めたいけど学校で友達と気まずいから続けている

 

こういう子たちに強くなることを「押し付け」たとしても、成長は臨むべくもありません。つまりいくらこちらが「この草木を成長させたい!」と思って色んな手を打っても、そもそも土の中にしっかりと根を張っていなければ(内発的動機づけがなされていなければ)これらの努力は徒労に終わってしまいます。

 

内発的動機づけがない人に対して、負荷の高いトレーニングをいくら強いてもダメです。ザルに水を貯めようとするようなもの。あくまでも「産婆術」だということ、ですね。孕んでいることが前提。

 

もちろん、こうした子供に対しても、動機づけのきっかけを与えようとします。「強くなりたい!」「バドミントンっておもしろい!」って思ってもらえるような工夫をします。

 

すなわち、根を生やし芽を出す「サポート」をするこということですね。しかしそれでも種子の中に閉じこもる人に対しては、打てる手立てがありません。

 

小括

普段口にすることはないけれど、僕の指導者としての信念はこれです。

  • 勝つことができたのは、子供たちがよくがんばったから
  • 勝つことができなかったのは、コーチのサポートが至らなかったから

 

せっかく子供たちが意識を高く持っていても、コーチが与えるものが良くないと、子供たちは成長しません。この場合、それは誰のせいでしょう?

  • 最適な指導ができなかったコーチでしょうか?
  • 最適ではない指導を信じた子供たちでしょうか?

答えは聞くまでもないですよね。だから「サポート」というのはすごく要求される水準が高いと思います。

 

日本体育協会公認の「バドミントン上級指導員」の養成講習会を受講してるんですけど、そのときに講師の方が「子供たちの実力を引き出してあげてください」と言っていたのがとても頭に残っています。

 

終わりに

子供たちは指導の対象であると同時に、クライアントでもあるわけです。

私は、クライアントに対してどんな価値が提供できるだろうか?

 

それを日々考えて取り組んでこそ、コーチとしての価値は高められると考えてます。

僕は、毎日が勝負のつもりでやってます。

 

こうした「サポート」は、技術的な面に限りません。

 

その子の人間としての成長

  • 集団生活における最低限のルールの学習
  • 1つのことにエネルギーを向けるという経験
  • 課題を克服→レベルアップという経験
  • 負けや失敗をしても簡単に諦めないこと
  • 動機づけ

 

練習環境の充実

  • 場所(体育館)の確保
  • スタッフの拡充
  • 必要であれば、進路の提示
  • 新規メンバー集め(チーム内にライバルがいたほうがいい)

 

これだけの「サポート」は骨が折れる。数多の困難が立ちはだかることでしょう。

しかし、ワクワクします!

 

いまちょうど、日本体育協会公認の「バドミントン上級指導員」の養成講座に通っています。

もっともっと価値の提供できる人間になりたい。

 

きょうの ぼうけんは ここまで

イエローでした~

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