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ペンと羽根と、ペンライト

バドミントン歴10年のイエローが、バドミントンに関する様々な情報を中心に発信するブログです。コーチの依頼も受け付けています。

「自分探し」するなら、あなたを3300万分の1に分類してくれるこの1冊!【ストレングス・ファインダー】

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アローラ!イエロー(@inahime_poke)です。

突然ですが質問です。あなたの行動や思考のパターンってどんなんですか?

簡潔に、明快に、即座に、言語化するって意外と難しいよね。ぼくには無理でした。自分のことなのにね。結構ブログ界隈では色んな人がやってるので便乗して自分もやってみました。

さあ、才能(じぶん)に目覚めよう』って本です。

タイトル胡散臭すぎワロタwwwwwww

ぼくはこの手のタイトルの本がキライです。内容はいいのに邦題で絶対損してる。鳩子に「「才能」って書いて「じぶん」って読まないでよ!」とか言われそう(

…マジメに言うと、この本の原題は「Now, discover your strengths」です。だから「自分の強みを見つけようぜー」的な意味合いですね。で、これがかなり当たってるんですよ!

序論:自分の強みを見つけることの重要性

強み(才能)とは「無意識に繰り返される思考、感情、行動のパターン」であると本書では定義されています*1

大人になってもその人の本質的な部分、すなわち「才能」は変わらない、ということを脳科学の研究成果を駆使しつつ教えてくれる。

その才能をどのような文脈で用いるかで人は変わる。自らの強みが活かされる場に置かれた人間は、「水を得た魚」のようにイキイキすることでしょう。

自分の強みなんて知らなくてもいいもーんって人には、ちょっと想像してほしい。魚が一生懸命陸で歩く練習していたら滑稽ですよね?

魚なんだから水中で泳ぐ練習をしろよって話。それで「陸上で歩けない自分はなんてダメなやつなんだろう…」とか言っちゃってたらもう末期。

自分はどういう存在なのかってことがハッキリしていなければ、歩むべき道はなかなか見えてこない。最も肝心なことは、自らを魚だと自覚することなのです。あなたの勝負すべきフィールドがどこなのかを、明確に言語を通じて知ることができます。

ストレングス・ファインダーについて

精度はいいのか?

精度はめっちゃいいですよ。200問弱の質問に答えていくと、「他にはないあなた」を間違いなく見つけてくれます。

大体所要時間は30分前後。あなたの「強み(才能)」について、34項目の中から上位5項目を1-5位まで抽出して教えてくれるんです。

たった34程度の項目で私の何がわかるんだ

…と思うかもしれないけど、34項目が1位から5位まで完全に一致するのは、 33,390,720分の1 の確率です*2

3300万通り以上の中から、あなたという人間の個性を見つけてくれる。自分と同じパターンの人間は日本に3-4人ぐらいしかいない。これって結構いい「自分探し」なんじゃないかと思うわけです。

とても巧みな比喩があったので引用しておきましょう。思わず唸りました。

もちろん、この34の資質は人間の特質すべてをとらえているわけではない。人の多様性にはかぎりがなく、そのすべてを分類するのは不可能だ。しかし、この34の資質は、ピアノの88の鍵盤に似ている。鍵盤を1つずつたたいているだけでは、弾ける曲は限られるが、いくつもの鍵盤を組み合わせれば、モーツァルトからマドンナまで、あらゆるジャンルの曲を演奏することができる。34の資質もそれと同じだ。この資質を踏まえた上で、人を観察し、理解すれば、その人が奏でる独自の旋律を聞き取ることができるはずだ。
引用元:マーカス・バッキンガム、ドナルド・O・クリフトン『さあ、才能(じぶん)に目覚めよう―あなたの5つの強みを見出し、活かす』16頁、日本経済新聞出版社、2001年。

ぼくは「34の資質」とやらにかなり懐疑的でしたが、この比喩を読んで「ああ、これは信頼できそうだな」と思えましたね。

自分の結果を少し紹介します

  1. 未来志向
  2. 着想
  3. 収集心
  4. 内省
  5. 最上志向

特に「未来志向」 は1位に来てるだけあってものすごくうなずけました。

「未来志向」と「着想」については、読みながらニヤニヤしたほどあたってたのでちょい長いけど引用してみます。

「もし・・・だったら、どんなに素晴らしいだろうなぁ」と、あなたは水平線の向こうを目を細めてみつめることを愛するタイプの人です。未来はあなたを魅了します。まるで壁に投影された映像のように、あなたには未来に待ち受けているかもしれないものが細かいところまでみえます。

この細かく描かれた情景は、あなたを明日という未来に引き寄せ続けます。この情景の具体的な内容―より品質の高い製品、より優れたチーム、よりよい生活、あるいはよりよい世界―は、あなたの他の資質や興味によって決まりますが、それはいつでもあなたを鼓舞するでしょう。

あなたは、未来に何ができるかというビジョンがみえ、それを心に抱き続ける夢想家です。現在があまりにも失望感をもたらし、周囲の人々があまりにも現実的であることがわかった時、あなたは未来のビジョンをたちまち目の前に呼び起こします。それがあなたにエネルギーを与えてくれます。

後半部の「現在があんまりにも失望的なものだと、すぐに空想の世界へ飛び立つ」ってのは本当に当たってると思いますw

ぼくは自分の興味のあることについて「あるべき姿」「こうあってほしいと思う姿」をいつも描いています。目の前の現実よりも未来の空想。アニメとかのフィクションが好きなのもこのあたりが関係してるのかも。

次が「着想」。全部取り上げると長いので、一部抜粋ということにしておきます。着想はほんまにビビるぐらいあたってる。

着想とは、皆がなかなか解決できずにいる日常的な問題に対して、新しい見方をすることです。あなたは誰でも知っている世の中の事柄を取り上げ、それをひっくり返すことに非常に喜びを感じます。それによって人々は、その事柄を、変わっているけれど意外な角度から眺めることができます。

あなたはこのような着想すべてが大好きです。なぜなら、それらは深い意味があるからです。なぜなら、それらは目新しいからです。それらは明瞭であり、逆説的であり、奇抜だからです。これらすべての理由で、あなたは新しい着想が生まれるたびに、エネルギーが電流のように走ります。

一応、その他3つの資質についても簡単に見ておきましょう。

収集心という資質を持つ人は、より多くの知識を求める知りたがり屋です。ものを集めたり、あらゆる種類の情報を蓄積したりするのが好きな人が、このタイプに多くみられます。

オタクだからね、しかたないね(Evernote愛用してます)

内省という資質を持つ人は、頭脳活動に多くの時間を費やします。内省的で、自分の頭の中で考えるのが好きで、知的な討論が好きです。

気づけば1人で物思いに耽ってます。討論が好きかというと微妙なところ。

最上志向という資質を持つ人は、強みを利用して、平均的ではなく最高の水準を、個人ないしは集団において追求します。単なる強みを最高レベルのものに変えようとします。

上位1%ではなく上位数%に入れたら結構満足なので、まあ「それなりに最上志向」というところでしょうか。

著名なところだと、イケダハヤトさんとは「未来志向」「最上志向」で、ヒトデさんとは「着想」「最上志向」でかぶっていて勝手に親近感。

誰にでも当てはまる無難なこと書いてるだけじゃないの?って思ったけど、そうでもなかった。「活発性」「規律性」とか絶対違うなって感じでしたw

強み診断が終わったあとは…

本を開くと、以下の手順が推奨されています。

  1. 第3章まで読む
  2. 付録のIDを使って自分の強みを診断する
  3. 第4章以降を読む

しかし、ほとんどのサイトが「おまえ絶対この手順2までしかやってないだろw」って紹介のしかたばっかりなんですよ。

つまり「本買ったよ!診断したよ!私の強みはこれだったよ!」と言って終わりになっています。

はいはい、自己紹介乙!w

この本は「自分の強みが把握できたあと、それをどうやって活かすべきなの?」という第4章以降が真髄なわけです。

そもそも「通読していないものを参考文献に挙げてはならない」って大学のゼミで教わらなかったんですかね^^

…というわけで第4章以降もちょっと紹介。

特に個人的におもしろいと思ったのは第6章。「それぞれの強みを持つ人とどう接すればいいか?」が書かれている。たとえば「内省」の人との関わり方は7つ挙げられていて、その中の1つがこれでした。

書籍や記事や企画案などに評価を与えなければならないときには、この人にも読んでもらい、感想を尋ねる。この人はまずまちがいなく活字の虫である。

虫ですサーセンwwwww

こんな感じで「仕事のとき具体的にどういう関わり方をすると、この資質を持った人が活きるか」が結構具体的に書かれているんです。

それから本の終盤になってくると「強みを活かしたチームのマネジメント」といった内容までテーマが及びます。管理職の人はぜひ。

強みを知った上でどうするか?

自分の強みってのがどこにあるのかを明確に言語を通じて把握したあとは、その強みに応じた知識や技術を磨いていくことが大切になってきます。

弱みを克服するのではなくて、強みを徹底的に磨く。素早さに下降補正かかってるポケモンに素早さの努力値振らないでしょって話。…あ、いまの着想っぽい(黙れ

強みを極める。これこそがこの本の提唱するところ。この本の中で著者は「採用よりも育成に時間を費やしている」ということの馬鹿らしさを指摘している*3

ぼくは自らを「魚」だと認識したので、あとは水の中でいかに泳ぐのかを考えることにします。陸の上でジタバタするのはもうやめた。そのきっかけになりました。

1点だけ注意してほしいのは、この本に付録のIDが1回しか使えないので、中古品ではなく新品を勝ってねーってこと。中古品だとIDが使用済みになってる可能性も高いです。

なんかID商法ってやらしーなーと思うけど、それだけの価値があるものでした。たまには自分に投資してみるのもいいんじゃないかしら!

無料で簡易版の「強み診断」

さて、ストレングス・ファインダーは優れものですが、言うても本を1冊買わないとあかんわけです。

いきなり2000円近く払うのもな~という人にはリクナビネクストの「グッドポイント診断」ってやつが結構よさげ。

8568通りの中から1つ。

精度的にも悪くないので、「強み診断って本当にあたるの?」と懐疑的な人はそこから始めたらいいと思います。ぼくはこっちからやりました。

きょうの ぼうけんは ここまで
イエローでした~
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*1:バッキンガム、クリフトン、34頁。

*2:順列。ちなみに「順位は関係なく同じ5つの項目を持っている」という確率は、278,256分の1です。

*3:バッキンガム、クリフトン、8-14頁。