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ペンと羽根と、ペンライト

バドミントン歴10年のイエローが、バドミントンに関する様々な情報を中心に発信するブログです。コーチの依頼も受け付けています。

バドミントンチームでNPO法人が設立できるか検討してみた

イエローです。

 

「会社やめてバドミントンを生業に~」とか言ってたときに、ある人から「NPO法人とかどう?」って言われたので、できるかどうかちょっと調べてみました。助成金とかもらえるとか聞いて飛びついたけど何やらそんなに甘い話ではなさそう()

 

NPO法人ってなんぞ?

「NPO」とは「Non-Profit Organization」又は「Not-for-Profit Organization」の略称で、様々な社会貢献活動を行い、団体の構成員に対し、収益を分配することを目的としない団体の総称です。

したがって、収益を目的とする事業を行うこと自体は認められますが、事業で得た収益は、様々な社会貢献活動に充てることになります。

このうち、特定非営利活動促進法に基づき法人格(注)を取得した法人を、「特定非営利活動法人(NPO法人)」と言います。

引用元:NPOのイロハ | NPOホームページ(※文字加工は引用者による)

 

勘違いされがちだけど「NPO法人だからってお金儲けをしてはいけない」ってこともない。収益を上げてもいいけど、それを配当金として出資者に分配するのではなくて、本業の予算に回してねってこと。 

 

で、活動フィールドとしては、「法律の後ろだてがないと動けないお役所でも、利潤の追求が第1義である民間企業でも、できないような事柄を行う」ってのが主なところになりそう。「バドミントンの指導」なんかまさにそうだけど、分野は本当に多岐にわたります。

www.npo-homepage.go.jp

 

実際に設立するとしたら…

さて、早速だけどNPO法人を設立するとしたら…という仮想のもと話を進めていきます。

 

設立手続きとか

申請して、管轄の省庁の審査に通過すれば「認証」となる。

f:id:or_chard:20160913001822p:plain

 

定款を作ったり、10人以上の社員を集めたり、事業計画を提出したりと、やることは結構多めかも。実際に今すぐ設立したい!って人は、政府公式のホームページを見るのが早いよ。

www.npo-homepage.go.jp 

 

会計とか

個人事業主ではなくて、法人として納税せなあかんわけ。実は僕、簿記2級を持っているのでその辺とかもある程度対応できるんだよね!(ドヤ …そう思っていた時期が僕にもありました(何

 

しかし、なにやらNPO法人特有の会計項目もあるらしい。もちろんそんなもん簿記2級ではやってない。「freee」というクラウド会計ソフトならば、NPO法人キットというやつがついてきて、NPO法人用の決算書に自動変換してくれるんだと!*1

 

どうせなら会計よりも本業のほうにエネルギーを注ぎたいので、この際会計ソフトに丸投げってのも全然アリだと思います。

 

お金の面での優遇

なんだかんだ言って気になるのはお金のことです(

 

まずは税制優遇について。こちらは一定の条件を満たせば、管轄の省庁から「認定」がもらえるらしいんだけど、その条件がかなり厳しめ。例えば必須項目の中にこんなものがしれっと載ってたりする。3000円以上の寄付を1年間で100人もしてもらわないといけないのか…Σ(゚Д゚)

実績判定期間内の各事業年度中の寄附金の額の総額が3,000円以上である寄附者の数が、年平均100人以上であることを求める基準です。

引用元:認定制度について | NPOホームページ

 

税制優遇が受けられる「認定」NPO法人の数はとても少ないです。割合的言えば2%未満。

f:id:or_chard:20160913013618p:plain*2

 

ちなみに、助成金もらうにも結構狭き門を通過しないといけない。一覧は以下を参照のこと。

fields.canpan.info

 

実在するバドミントンのNPO法人

で、肝心なこととして、バドミントンでNPO法人やってるとこってホンマにあんのか?ってのを調べてみました。僕でも知ってるぐらいの代表的なところを挙げてみる。

 

ACT SAIKYO

山口県を中心に活動している日本リーグ1部のチーム!まさかのNPO法人でした。前回は昇格後1部初勝利も納めていましたよね!僕と同年代ぐらいの、大阪で活躍していた選手が中心なので、勝手に親近感いだいてます( 

活動理念

山口県のスポーツ発展のために、地域に貢献、密着した活動をしていく。
また、県内のバドミントン愛好者に対して、競技力の向上に関する事業を行い、バドミントン競技の振興と普及に寄与すること。

引用元:法人概要|NPO法人ACT SAIKYO(アクト西京)

 

活動の一環として地域のバドミントン教室を開いたりしている様子も記録されている。ファンクラブがあることをさっき知った。これが3000円以上の「寄付金」に該当するってことなんだろうね。入会しようかしら(

 

SSDS

実は、ここのメンバーの方たちの練習には何度か参加させていただいたことがある。大阪実業団1部に所属で、大阪総合などの大会でもよく見かけるよね。

SSDSバドミントンチームの設立理念

近年の不況のあおりを受け、企業スポーツは急速に衰退の一途を辿っています。バドミントンの業界においてもそれは例外ではありません。

私達は有志を募り、『スポーツの心を多くの人に伝えたい』という信念のもとに、2010年にNPO法人海恩貿易社を発足させることになりました。

2012年にはより初志の活動内容を具体化、そして目的を明確化した名称にする為に、NPO法人SSDS(Sports Spirit Diffuse Somebody)と名称変更。

私達自身も実業団リーグに参加することで、企業スポーツに新しい可能性を見出す...

また、マイナースポーツを少しでもメジャー化させたいという気持ちで取り組むことで、業界の未来を支える人材に少しでもバドミントンに興味を持ってもらいたい...

そういった思いを胸に、SSDSのメンバー達は日々活動しております。

引用元:大阪のバドミントン実業団チームSSDS

 

その他

「バドミントン」で検索ヒットしたNPO法人一覧を見ると全国に16件。それほど数は多くない。ただし、「スポーツ」で検索すると4000件以上ヒットするので、「スポーツ」全体としてみるとそれなりに浸透していそうな気もする。

 

終わりに

法人となると、僕の尊敬する人たちの上に立たなければならない。僕の尊敬する人たちを、まさにマルクスが指摘したような状況に陥らせてしまう。それはちょっと嫌だなあと思いました。

ブルジョア階級は、これまで尊敬すべきものとされ、信心深いおそれを持って眺められたすべての職業からその後光をはぎとった。彼らは医者を、法律家を、僧侶を、詩人を、学者を、自分たちのお雇いの賃金労働者に変えた。

引用元:マルクス・エンゲルス『共産党宣言』45頁、岩波文庫、1951年。

 

また、法人を設立するということは、組織を作るということです。僕は形式ばかり重んじる組織が大嫌いなのでそれもやっぱり嫌だなあと思いました。

>>関連記事:僕はフラットな世界で生きたい。

 

 

でも、手段としては確かに優れているとも思うし、「地元をバドミントンの町にしたい!」というのが僕の密かな野望なので、そういうことを叶えるためにはちょうどいい制度なのかもしれない。 

 

定款とか社員を揃えるのとかは結構めんどくさそうだけど、法人として根付けばそれがそのまま地域にバドミントンを根付かせることになる。そのための手段として最適であれば、やってみる価値はあるなと思ったのでした。

 

 

NPO法人やってる人いたらコメで情報くだせえ!ぜひに!

 

 

きょうの ぼうけんは ここまで

イエローでした~

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