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ペンと羽根と、ペンライト

バドミントン歴10年のイエローが、バドミントンに関する様々な情報を中心に発信するブログです。コーチの依頼も受け付けています。

中学バドミントン、「部活動」ありきの現行制度はおかしい

ペン 羽根(バドミントン)

イエローです。

 

オリンピックは日本のバドミントンにとって躍進だった!…と言っていいのではないかな。そしてその土壌であるジュニア指導は盛んに行われている。特に小学生。

 

そのジュニアに関して、僕が感じるバドミントン界の課題をここに書かせてもらいたいと思う。それは、中学生になると有望なプレーヤーが腐っていくことが多すぎるということです。

 

モチベ低い人

右に倣え。出る杭は打たれる。「みんなと一緒」がジャスティスなつまらない全体主義。そんな中学生たちにとって「部活動をしない」という選択肢は取りにくいもの。だから「とりあえず部活入っとくかー」ぐらいの人って結構多いと思う。

 

問題は、そういう人たちと、熱心に取り組みたい人が混在しているとき。強くなりたい人にとって、「とりあえず部活」程度の人と同じチームで練習するのは損失以外の何物でもない。

 

顧問の先生の頭がかたいと「中学校の部活の練習にちゃんと来ている人を優先して試合に出します!うちの練習休んでジュニアの練習にいってる奴は出さねーよ!」って吠えてトラブルになるケースも耳にする。

 

だからしぶしぶ中学校の練習にも顔を出してるような子もたくさんいる。しかし、上のレベルを目指す人にとって、「中学校の部活動」は妥協に妥協を重ねた最悪の選択肢でしかないのだ。

 

  • モチベーションの低い連中と一緒に
  • 限られたコート数で
  • ボロボロのシャトルで
  • 戦時中みたいな縦社会のなかで

バドミントンをしなければならない。小学生の頃に有望だったプレーヤーが、中学生になって一気に劣化するケースを嫌というほど見てきました。

 

先生だって大変だ

部活動のために土日に出勤しても手当なんて雀の涙。超絶ブラック。自分が経験のある競技で自分が好きで顧問やってるならいいけど、ぜんぜん違う部活動の顧問になった日には…\(^o^)/

 

その意味で、橋下元市長が大阪の部活動について、外部コーチをどんどん呼んできたらええやん?って言ってたのは結構的を得ていると思う。民間へのアウトソーシング、どんどんやってしまえばいいのよ。

 

例えば、バドミントンなんか、ぱっと思い浮かぶところだとショップ店員ぐらいしか雇用がない状態。じゃあ今まで熱心にバドミントンに打ち込んできた人は、何をして生きていけばいいの?って話になるよね。アウトソーシングはそうした人たちの受け皿にもなる。

 

そして先生だって、休日に興味のない部活動の顧問という苦行をやらずにすむという幸せ。オールオッケーやん?

 

というか、そもそも「部活動」って枠が終わってるよね

中学生にとって最高峰の全国大会は「全中」です。この大会運営を「中学校体育連盟」がやってる時点でゴミ。この制度の一番の問題は「中学校」という枠でしか公式大会に出られないこと。

 

特に大阪なんかはそれが顕著なんだけど、府の代表選手になるような子って、中学校の部活がメインの練習場所じゃない。メインは所属しているジュニア。中学校なんか問題じゃない。ジュニアチームから出場できるようにすればいいのよ。

 

例えば、同じジュニアに所属しているのに、通ってる中学校が違ったら、違う中学校からエントリーしなければならない。同じチームで練習をしている人と同じチームで団体戦に出られないっておかしい。

 

例えばテニス。

全日本ジュニアの組み合わせを見ていると、中学校所属の人なんかほとんどいない。だいたいどこかのテニススクールなどの所属だ。つまりこの年齢のトッププレイヤーは大抵中学校の部活動なんかに所属しないということ。

 

例えば野球。

中学生の野球の全国大会で最もレベルが高いのは、「全中」ではなくて「シニア」の全国大会。軟式野球ではなく硬式野球。学校ではなくシニアから出場するのだ。

 

終わりに

中には桃田賢斗くんのように中学生になって富岡に一人で移り住むこともあるし、強豪の私立中学校が近くにあればそこへ子供を入学させる親もいる。

 

しかしすべての家庭に金銭的余裕があるわけじゃないし、近隣に強い私立中学校がないことだってザラにある。大阪府を例に取ると、中学生の男子の受け皿なんて大阪府下に1つもないよ。これはマジで。

 

そうなると地元の公立中学校に通うしかないわけだけど、それだって顧問の先生のさじ加減ひとつで左右されてしまう。より悪いことに、バドミントン部が存在しない中学校に進学してしまうと、全国大会に出場するためのスタートラインにすら立てない。

 

これが果たして理想的なジュニア育成の環境と言えるでしょうか?甚だ疑問と言わざるをえない。一体何人のプレーヤーがこの制度のせいで腐っていっただろうか。

 

日本バドミントン協会の人たちには、一度この問題に向き合ってみてほしいと切に願います。

 

「全中」という大会は残してもいいかもしれないけれど、「ジュニア」の枠からも参加できる大会をもっと活発にしてみませんか?中学校の「部活動」に所属しなくても最高峰の大会に出られる仕組みを考えてみてほしい。

 

「学校の部活動に所属していなければ中学生の大会に出られない」なんておかしいでしょ。こんなクソシステム、見直しませんか?どこかの中学校に在籍さえしていればそれだけで「中学生」だ。「中学生」でありさえすれば参加資格が認められるべき。学校の部に所属しているかどうかなんて瑣末な問題。

 

中学生でありさえすれば、学校の部活動から出場してもいいし、所属ジュニアから出場してもいいじゃない。繰り返すようだけど、現行の制度で腐っていくプレーヤーが多すぎるんです。

 

もう「学校の部活動」の枠にとらわれるのはやめよう。

 

な?

 

きょうの ぼうけんは ここまで

イエローでした~