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ペンと羽根と、ペンライト

バドミントン歴10年のイエローが、バドミントンに関する様々な情報を中心に発信するブログです。コーチの依頼も受け付けています。

バドミントンのコーチにも公認の資格があるから、それを取得することにした

羽根(バドミントン) 羽根(バドミントン)-コーチのうわ言

アローラ!イエロー(@inahime_poke)です。

ぼくはバドミントンが大好きで、とあるチームでバドミントンのコーチをやっています。

実はコーチにも「日本体育協会」がお墨付きを与えた公認の資格があるんです。バドミントンに限らず他のスポーツにも同じように、公認の指導者の資格があります! 意外と知らない人多いんじゃないかな?自分が教えに行ってるチームのコーチの中にも、日本体育協会公認の「公認コーチ(バドミントン2級)」や、「公認上級コーチ(バドミントン1級)」を持ってる人がいてるんです。

だから、その人たちに倣って、僕も公認の資格を取る過程で勉強をしようと思ったのでした。

概念(言語)的な理解をしよう

コーチをやりはじめてもう2年半ぐらいになりますが、「教える」という行為はすっごく難しいなって思いました。

  • 技術的なことをわかりやすく言葉にして伝えられない
  • 自分のバドミントンに対する理解が浅くて適切な指導ができない
  • そもそも周りから信頼されるコーチになれていない

…こんな現状を打破するためにぼくは「勉強する」ことにしたんです。

「自分ができる」ということと「できない人にできるようになってもらう」ということとは本質的に別物です。直観を概念(言葉)に一旦置き換えなければいけない。

「いいか!俺の真似をしろ!そうすればうまくいく!」と言ったとしても、子供たちがポイントをズバリおさえて模倣するのは無理なのです。わかりやすい言葉に置き換えて指導しなければなりません。自分のプレーを、自分なりの言葉に置き換えるという作業は、コーチをするうえでとても大事なことです。なぜなら、言葉による伝達こそ、万人に伝えられる唯一の方法だから。

ちょっと領域は違うけれど、日本の有名な哲学者でもあった田中美知太郎さんは、プラトンを引用して以下のように言っています。

プラトンは、さきの「知っていれば、教えられる」ということを「何かの知識を持っている人は、自分の知っているその事柄について、ロゴスを与える(=説明する)ことができる」というふうに言い、さらに、「自分自身に対しても、他人に対しても、ロゴスを与えることができない人は、それができないかぎりにおいて、その事柄を理解していないことになる」とも言っている。

田中美知太郎『哲学初歩』、119頁、岩波現代文庫、2007年。

…難しいっすねww

つまり、バドミントンの話に置き換えるとこういうことです。

自分が何かのプレーを「知っている」ということは、「言葉にして教えることができる」ということだ。それを曖昧にしか言葉にできない人は、本当の意味でバドミントンを知っていることにはならない。

さて、ここで自問してみよう。

自分が誰かにバドミントンを教えるとき、簡潔に、かつ、明快に、言語化して教えることができるでしょうか?

ぼくは即座に首を縦に振れませんでした。自分の中でかなり曖昧にしか言葉にできないことがある。コーチをやっていて「わかりやすく簡潔に、子供たちに伝えられるようになりたいなあ」と歯がゆい思いをする瞬間って結構あるんです…。

ちゃんと「指導」を勉強しようと思った理由

ぼくは中学・高校と、普通の公立校の部活動でバドミントンをやってました。その割には周りの人にかなり恵まれていた方で、たくさんの人にいろんなことを教えてもらった。ぼくがコーチをしているときには、自分が中学・高校時代に受けた指導をもとにしてコーチをやっています。

でも、昔受けた指導がなぜ正しい指導だったといえるのか、理論的な基礎付けが自分の中にない。今の自分は、言ってみれば仮の足場の上で作業をしている大工さんみたいなもの。どこかから足場(理論)を借りてきている状態。仮の足場だから不安定な(曖昧にしか言葉にできない)部分が多い。

しかしいつまでも仮の足場(昔受けた指導)の上にはいられない。ちゃんと自分の家を建てなくちゃね。

…思えば、ぼくはスポーツ科学的なことに今まで全く無縁でした。

  • そもそも、どうしてシャトルが飛ぶのか?
  • 筋肉や関節など身体の使い方はどうあるべきなのか?
  • 故障のとき、どう対処しなければならないのか?

さらには、コーチをやっていて疑問に思ってることもあります。

  • 年齢や性別などに応じて接し方をどう変えるべきなのか?
  • コートサイドのコーチ席に座ったとき求められることは何なのか?
  • 満足度の高い練習メニューをどう作ればいいのか?

…などなど、知りたいことは山ほどあります。

公認コーチ/指導員ってなに?

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簡単に言うと、日本体育協会と日本バドミントン協会がお墨付きを与えた(公認の)指導者の資格です。

すべての指導者にオリンピック選手を育成しなさいと要求されているわけではありませんよね。こういうのは分業です。初心者を教える指導者にはそれに応じた資格があるし、都道府県の代表選手を教える指導者にはそれに応じた資格がある。

バドミントンの場合は、1級から4級まであるんです。ちなみに、全国でも有名な長岡京BJSというジュニアチームの指導者には公認指導員の資格を持ってる人がたくさんいるようですよ。

  • 4級→地域のクラブチーム
  • 3級→地域のクラブチームと、チームのマネジメント
  • 2級→都道府県代表クラスのレベル
  • 1級→ナショナルチームのレベル

大雑把に言えばこんな感じ。2級ぐらいになってくると、バドミントン教室の講師などで生計を立ててる人もいるイメージがありますね。 1級はそもそも協会からの推薦がないとスタートラインにすら立てない。各級の詳細については以下にまとめています。

どうすればその資格取れるの?

  1. 養成講習会を受講する
  2. 試験に合格する

この2ステップです。まず、全スポーツ共通の「共通科目」を受講し、あわせてスポーツごとに設けられている「専門科目」を受講します。

この養成講習会が毎年すべての都道府県で開かれているとは限りません。ご注意を!各都道府県のバドミントン協会のホームページ等で情報を確認しておきましょう。平成28年度について言えば、4級は13の都道府県でしか行われていないし、3級に至っては東京と奈良の2つしか行われていないから、どこで受講するのか予め考えておかないといけない。

上記の養成講習会の内容を踏まえて出題される試験を受けて、合格すれば晴れて日本体育協会がお墨付きを与えた指導者となれるわけです。

試験はすべて4択問題で、合格ラインは6割(50問中30問正解すればOK)。講習しっかり参加して、自分なりに目的意識持ってやってればそんなにハードルは高くないんじゃないかなと思います。

参考:どうすればとれるの? - 資格をとりたい! - スポーツ指導者 - 日体協

今後について

まずは、上級指導員(3級)を受講します。上級指導員(3級)の養成講習会はほとんどやってないんですが、今年はラッキーなことに奈良で実施されることになってました。

3級になってくると「中心的な役割を担っている者」であることが求められる。いま指導に行ってるチームでもより貢献できるようになるようになりたいからやっぱ3級かなと。それから、1人でどこかへ指導に行くとなったとき、自力でメニューをしっかり組めるようになっておきたい。

また、3級では4級の内容を合わせて勉強できるので、お得感もあります。

4級の共通科目では「スポーツ指導者に必要な医学的知識I」や「指導者の役割I」など、知りたいと思ってたことが組み込まれているし、3級の共通科目では「スポーツの心理I」や「スポーツ組織の運営と事業」など、こちらもこれからコーチやっていく中でぜひとも知っておきたいことが入ってる。見た感じかなり充実してそうです。

ただし、3級を受講するためには、「4級有資格者」「自らが全国大会出場経験あり」「全国大会出場者を指導した経験あり」のどれかを満たしていなければなりません。

ぼく自身は全国大会に出たことがないんですけど、うちのチームからは全国大会出場者が出ているので受講条件は満たしているんです。ありがとう!そして、3級を取得しておけば2級の受講条件も満たすことができます。というわけなので、ここから始めてみようかなと思うのです。

プレイヤーとして自分が成長しつつ、コーチとしてもステップアップしていきたいですな!大きな器になるんだ!

きょうの ぼうけんは ここまで
イエローでした~